胃がんはもともと日本人に多い病気ですから、40歳を過ぎたら毎年定期的に検査を受けることをおすすめいたします。
下記のような方は特に検査をおすすめします
●胃の集団検診や職場で行われている検診などで要精査の結果がでた方
●胃の痛み、胸焼け、むかつき、もたれ感、食欲低下などの症状のある方
●貧血、便の色が黒っぽいなどの症状のある方
●体重が急に減少した方
大腸・肛門に不安を感じている方
大腸がんは年々増加の傾向にあります。その原因として食生活の西欧化に伴う動物性脂肪のとりすぎが一つの要因とも言われています。
大腸がんも早期に発見できれば内視鏡的切除で完全に治すことができますので、ぜひ定期的な大腸がん検診を受けて下さい。
痔について
肛門の周囲の粘膜には、血管が集まって肛門を閉じる働きをするクッションのような部分があります。
肛門への負担が重なるとこの部分が引き伸ばされて出血したり肛門の外へ出てきたりします。
これが痔核です。
まれに痔からの出血と思い込んでいて、実は大腸癌が潜んでいるということもあります。
出血が続く場合には大腸の検査をお勧めします。
下記のような方に検査をおすすめいたします
●検診で行われている便潜血反応が陽性と出た方
●便通異常があり便秘や下痢を繰り返す方
●痔がある方、また便に血が混ざったりすることのある方
●腹痛があったりおなかがはったりする症状のある方
●大腸がん、大腸ポリープなどの治療歴がある方
検査の方法
当院では大腸内視鏡検査が可能です。
肛門から内視鏡を挿入して大腸を詳しく調べる検査です。
大腸の中には便があるため、検査前に大腸の中をきれいにする下剤を飲んでいただいてから検査を行います。
大腸の病気には、大腸がん、大腸ポリープ、大腸炎などがありますが、この内視鏡の検査によって詳しく調べることが可能です。